2018年01月21日

「たれもの」と「かたもの」

たつみ流の岩崎千恵子です。

めずらしく「たれもの」を着ました。

「たれもの」とは、染めの着物のことです。「やわらかもの」とも言います。

糸を織って反物にしてから染めるので、生地がとろんとして柔らかいのです。

それに対して織りの着物である紬や木綿などは、糸を染めてから生地を織るので、
張りがあり、「かたもの」と呼ばれます。
反物を巻いたとき、「たれもの」より太くなるので「ふともの」とも言います。

私は、紬などの「かたもの」を着ることが多いのですが、
今日は、なんとなく気分で「たれもの」を選びました。

祖母から譲り受けたきれいな色の小紋です。



薄紫に薄い青や白がにじんだような模様が全体に入っています。

たまに「たれもの」を着ると、この肌触りの良さにうっとりします。
体にとろんと馴染む感じが、なんとも気持ちいいのです。

いつもは紬を着てシャキシャキ動きまわっているのに、
小紋を着ると動きもおしとやかになるような気がします。

イメージとしては、いつもジーパンを履いている女の子が
珍しくきれいなワンピースを着てかしこまっているような感じ。

気分も動きも変わってしまうのだから、「何を着るか」って大事なんですね。

きもの初心者は、着物なら何を着てもかしこまるかもしれませんが、
その着物がどういうものなのかが分かってくると、気分で着分けたり
TPOに合わせて選ぶことができるようになります。

気軽に楽しむ着物ときちんとした場所に着て行くべき着物の違いくらいは
分かるようになっておけるといいですね。



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Posted by たつみ流着付け橘通り教室  at 21:35 │Comments(0)普段着のきもの
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