2015年10月30日

離れて見てみましょう

たつみ流着付け教室では、自装(自分で着ること)と他装(人に着せること)の
両方を勉強します。

基本的には、自装がある程度できるようになってから
他装のお稽古を始めます。

他装をするときは、相手が至近距離にいます。
とっても近いんです。

近いところばかり見ていると、全体が見えませんよね。

そうすると、中心が揃わなかったり、
全体のバランスがおかしくなったりします。

こんな風に、チェックポイントは色々ありますが、
近くばかり見ていると、合っているかどうかわからなくなってしまうんですね。
離れて見てみましょう

なので、他装のお稽古では、必ず一歩引いて、または鏡に映して
全身を見るように、何度も何度も言われます。

自装では、鏡を見ない方がいいけれど、他装では鏡が必要なのです。
反対に思われるかもしれませんが、そうではないのです。

自装は、目で見るのではなく、手の感覚を頼りにします。
他装は、客観的に見ることが大事です。

自分で着るのと、人に着せるのとでは、ポイントが真逆なんですね。

また、途中でちょっと離れて見てみることで、一呼吸おくことができ
気持ちを落ち着かせる効果もあります。

着付け師が落ち着いて堂々と振る舞うことは、
お客さまにリラックスしていただくためにも大切なことです。


他装は難しいけれど、できるようになると
もっと着物が楽しくなってきます。

自分で着るだけでも、着物を着る楽しみは味わえますが
人にも着せてあげられたら、それは倍になりますからね。

着物を着せてもらって喜んでいる方の笑顔を見るのは
なんとも嬉しいものですよ。

着付けを始めたら、自装も他装もがんばりましょう。


たつみ流着付け橘通り教室

クローバー毎月第1,2,3土曜日
 ●午前クラス 10:00~12:00
 ●午後クラス 15:00~17:00
 宮崎駅前自治公民館でお稽古中!

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たつみ流着付け橘通り教室
岩崎千恵子

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Posted by たつみ流着付け橘通り教室  at 22:35 │Comments(0)きもの美人
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