2015年08月07日

涼しげに

先週、教室としてお借りしている公民館で、近所の商店街の方にお会いしました。

軽い立ち話をしたときにこう聞かれました。

「毎日暑いねー。そういえば、きものは暑くないの?」


きもの……暑いです。

何しろ全身を布で覆うのですから、いくら薄手の生地でも暑いんです。

でも、風通しはいいんですよ。

袖口と裾、女性の場合は衿も開いているので、そこから扇子などで扇いで風を送ると
きものの中を風がスーッと通っていきます。

補整も、最小限に減らすと、幾分暑さがやわらぎます。
ただ、補整のタオルが汗取りになって、きものや帯がシミになるのを防ぐこともありますので
一番汗をかく腰回りにだけは補整を入れたほうがいいですよ。


本当は暑いことを知っているから、夏きものを着て涼しい顔をして歩いている方を
見かけると、素敵な人だなと感じます。

夏きものの透け感は、見る人に涼を与えますから、
着ている本人もできるだけ涼やかにいたいものですね。

暑いからと言って、けだるそうにしていたら、きものが台無しになってしまいます。

夏のきものを着るときは、周りの人に涼を与える存在になりましょう。



***
たつみ流着付け橘通り教室
岩崎千恵子


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Posted by たつみ流着付け橘通り教室  at 23:51 │Comments(0)夏きもの
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