2015年03月18日

格ってナニ?

前回お知らせしたとおり、今月のお楽しみ講座は
「きものの格について」です。

きものを着るとき、格について知ることは、避けて通れないことです。
そのくらい、格は大切な決まり事なのです。

そもそも格とは何なのでしょう。

格とは、ランクのこと。
つまり、きものの種類によってランクが決められているということです。

きものだけなく、帯から小物まですべてに格があります。

コーディネートを考えるときは、色や素材を合わせるだけでなく
まずは格を合わせることが大前提となるのです。

きものなら、柄ゆき、紋の数、素材、模様の付け方などで格が決まります。
帯なら、形、長さ、柄ゆき、金糸銀糸の有無などで格が決まります。

それらをうまく組み合わせることが、大切なのですね。


ちなみに、格と値段とは全く関係がありません。
どんなに高価なものでも普段着に分類される紬ならば
ポリエステルの留袖よりも格下となります。


こういう話になると、「だから、着物はムズカシイ」と思われるかもしれませんね。

格というのは、決まり事ではありますが、TPOに応じた着こなしをするためのものであり
それは、相手や場へ敬意を表すためのものでもあります。

ルールやマナーというものは、概してそういうものですよね。
相手ありきなのです。

主催者がどのような想いで招待してくれたのかを汲みとり、
装いでそれに応えるのがTPOに応じた着こなしというものですよね。

格のことを知らなくてもその精神は理解できるでしょう。

でも、せっかくその気持ちがあるのに、格について全く知らないがために
ちぐはぐなコーディネートで失礼な着こなしをしてしまったとしたら
大変もったいないことです。


細かな決まりごとは、「堅苦しい」「難しい」と敬遠されがちですが
それによって、型が生まれ、一定の秩序が保たれます。

型があるからこそ、装いに気持ちを乗せることができるのですね。

ほら、そろそろ格についてもっと知りたくなってきたでしょう。

今月のお楽しみ講座で、しっかり勉強しましょうね。


格ってナニ?


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たつみ流着付け橘通り教室
岩崎千恵子







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Posted by たつみ流着付け橘通り教室  at 21:58 │Comments(0)着物の格
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