2015年02月27日

花嫁衣装といえば、やっぱりコレ!

和装の結婚式が好きです。

明るいチャペルでウェディングドレスも素敵だけれど、
どちらが好きかと問われれば、迷わず和装と答えます。

日本の花嫁さんだなぁと思えるからです。
「花嫁さん」という言葉がしっくりくるのは、
和装だよなぁと思うのです。

ドレスは、「新婦さん」かな。
私の勝手なイメージですが。


さて、挙式用の花嫁衣裳と言えば、やっぱり白無垢ですね。

花嫁衣装といえば、やっぱりコレ!

長襦袢も半衿も掛下(かけした)も帯も打掛け(うちかけ)も全て白。

打掛けというのは、一番上に掛けているもので、
掛下とは、打掛の下に着る着物のことです。

もちろん、帯揚げや帯締めなどの小物も白一色です。


胸に入っているのは、「はこせこ」という小物入れ。口紅などを入れるものです。

帯に差しているのは、「懐剣(かいけん)」。短刀のことです。
その昔、武家のお嫁入りといえば、いわば人質のようなものでした。
護身用でもあり、何かあったときには、自決するためのものでもあったんです。

お嫁入りとはそれくらいの覚悟が必要だったんですね。

まぁ、そういう由来があって、今は花嫁衣裳の装飾品として必ず使われます。


髪は日本髪(文金高島田)に綿帽子か角隠しを被ります。

現代では日本髪を結う方はほとんどいなくて、かつらをかぶりますね。

または、洋髪に綿帽子というスタイルを選ぶ方もいます。

かつらにせよ洋髪にせよ、挙式の際には、必ず綿帽子か角隠しが必要です。

結婚する相手以外には顔を見せないという意味があり、
ウェディングドレスで言うところのベールと同じようなものです。


全身白というのは、純真さを表し、嫁ぎ先の家風に染まりますという意味を持つそうです。
ウェディングドレスも同じなのかな。

現代では、そこまで意識して白無垢を選ぶことはないでしょうが
この形になるまでに長い歴史があること、一つ一つに意味があることを知ると
その重みを感じることができますね。

それを知って着るのと知らずに着るのとでは、結婚式への臨みかたも違ってきそうです。



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たつみ流着付け橘通り教室
岩崎千恵子


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Posted by たつみ流着付け橘通り教室  at 23:59 │Comments(0)花嫁衣装
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