2013年03月06日

コーディネート実践

コーディネートのセンスは、実践してみて初めて磨かれます。

雑誌を見たり、カラーコーディネートの本を読んだりするのも有効ですが、
実際に着物を目の前に置いて、限られた手持ちのモノの中から
コーディネートを考えるほうが、より力がつきます。


先週、訪問着の練習を始めた生徒さん。

着物と帯は決まっていますが、帯揚げと帯締めをどれにしたらいいでしょうか
と、いくつか候補を持って来ていました。

着物の地色や柄の色を見ながら、またご本人の年齢なども考慮しながら
実際に着付けして合わせてみます。

カギを握っていたのは、帯揚げでした。

濃いグリーンの訪問着に、候補に挙がった帯揚げは、
赤、緑、ピンクの三色。

まず、赤は着る前から却下。
振袖ならいいのですが、訪問着には派手すぎます。

少し落ち着いた雰囲気にするなら、着物と同系色の緑がいいですね。

しかし、帯締めも緑色なのです。

全部同じ色で濃淡をつけるだけだと、落ち着いては見えますが
なんとなく、着せられている感じになってしまいます。


そこで、淡いピンクの帯揚げを合わせてみたら、
春らしい装いになりました。

着物の柄に帯揚げと同じトーンの淡いピンクの花が描かれていたので
ぴったりハマったのです。

緑でコーディネートしたときには、これはこれで悪くはないという印象でしたが、
ピンクを合わせてみたとたん、「あ、こっち!」と即 決まりました。

実際に自分で着ながら、鏡の前で2色を見比べて見て、
初めて色合わせの妙を感じたようでした。

帯揚げなんて、ほんの少ししか見えないのに、
全体の印象を左右するほどの威力があることに驚いていましたよ。


こういうことって、いくら本を読んでも、話して聞かされても
なかなかピンとこないんですよね。

知識としては頭に入っても、実感がもてないのです。

鏡の前で実践してこそ、「なるほど。こういうことか」と納得できるのです。

この繰り返しで、コーディネートのセンスは磨かれていきます。

楽しい勉強ですね。



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Posted by たつみ流着付け橘通り教室  at 19:06 │Comments(0)着付け教室
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