2011年08月29日

ゆかたを洗う

●ゆかたは洗える

に続いてゆかたのお手入れの話をします。

今年の夏は、どのくらいゆかたを着ましたか?

たっぷり汗をかいたことでしょう。

来年、また気持ちよく着られるように、
シーズンの終わりには、きちんと洗って仕舞いましょうね。


時々、「ゆかたって洗えるんですか?」と聞かれることがあります。

もちろん、洗えます。

綿、綿麻、ポリエステルなど、素材はさまざまですが、
自宅でお手入れできます。

ただし、ポリエステルのものは、自宅で洗えない場合もありますので
取扱い絵表示でご確認ください。


●洗濯機OK

帯は手で押し洗いしましたが、ゆかたは洗濯機で洗っても大丈夫です。

袖だたみ(そでとそでを合わせるたたみ方)にして、
洗濯ネットに入れて洗います。

おしゃれ着用洗剤を使って、手洗いコースでやさしく洗いましょう。


脱水をかけすぎると、しわしわになってしまうので、
ほどほどのところで止めることをおススメします。

糊付けは、お好みで。

私はあまり糊付けはしないのですが、
母が洗うとパリッと糊をきかせてくれます。

ほどよく糊がきいていると、ピシッと仕上がります。


干す時は、袖を竿に通すと、形が崩れにくくなります。

ゆかたを洗う

手でパンパンと叩いて、しわを伸ばしておきましょう。

アイロンをかける場合は、完全に乾く前に取り込むといいですよ。

特に綿の場合、完全に乾いてしまうと、しわを伸ばすのに苦労します。

霧吹きを使ってもいいですね。


●アイロンがけのポイント

ゆかたは、面積が広いので、アイロンがけも一仕事です。

そこで、手抜きのコツを伝授いたしましょう(笑)

胴体部分は、そんなにきれいに伸ばさなくても大丈夫です。

なぜなら、帯を締めるから。
女性の場合は、おはしょりもありますね。

そのかわり、裾や袖、衿先などは、しっかりアイロンをあてておきましょう。

ここがしわしわだとだらしない印象を与えてしますからね。


ポイントをおさえると、アイロンがけもそんなに大変な作業ではなくなります。

自分で着付けができると、そのポイントがよくわかるようになります。

構造が分かっていて、着たときの姿がイメージできるから、
ここはしっかり とか、ここは軽く とかが分かるんですね。

着付けもお手入れも人任せにせず、自分でできるようになると、
ゆかたへの思い入れもまた違ったものになりますよ。


***
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Posted by たつみ流着付け橘通り教室  at 21:10 │Comments(0)お手入れ
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