2011年07月25日

天然素材の良さを感じました

夏は、絽・紗・麻などが涼しいですよ、という話をしてきました。

では、ポリエステルってどうだろうと思って、実験してみました。

どうだろうというのは、どのくらい暑いのかということです。

着付けを習いたての頃に買ったポリエステルの浴衣を着物風に着てみました。

天然素材の良さを感じました

もう、長いこと袖を通していませんでした。
暑いことはわかっているから。

でも、どのくらい暑いのか、涼しい着物の心地よさを知った今着てみたら
どう感じるのか、実験してみたのです。

長じゅばんや肌着は、いつも通りに涼しいものを着ています。

こんなに透けて、見た目はとても涼しげですよね。

天然素材の良さを感じました

着ている本人はというと……

暑い!

なんでしょうね。この暑さ。

風を通さないので、熱が中にどんどんこもっていくんです。

サウナに入っているみたい。

それか、ラップを巻いているみたい。

顔がほてるし、汗がじわじわとにじみ出てくるし、
自分の周りだけ温度が2~3℃高いのではないかと思うくらいです。

暑いとエネルギーを使うのか、1日中着ていたらどっと疲れました。


もちろん、最近ではポリエステルでも涼しい素材も出ています。

私が持っている浴衣は、そういう素材ではなかったようです。

ポリエステルなら洗えるから、夏には便利ですよね。


こうして実験をしてみて、先人の知恵というのはすごいなと思いました。

夏には夏に合う、冬には冬に合う素材(それも天然の)を見つけて、
生活に取り入れていたのですから。

科学の発達によって、便利で快適なものがどんどん生み出されています。

それに比べて天然のものは、デリケートで扱いが難しかったりします。

だけど、その分体に自然になじむし、何より着ていて気持ちいいんですよね。

この感覚は、理屈ではない気がします。

どんなに技術が進歩しても、”天然”の良さにはきっとかなわないんだろうなと
なんとなく感じます。

手はかかっても、いいものを残していきたいですね。


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Posted by たつみ流着付け橘通り教室  at 23:23 │Comments(0)着物あれこれ
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